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小説筆記-3-私的逆説に逆巻く段階
◇稽古帰りに木屋町『八文字屋』に寄った。take-bowに【白波】をごちそうになる。そしていま木屋町西レイホウ会館『Cafe Siesta』でこの文章を書いている。ホニャララ会館、というのがぼくの好みのビル名である。


◆『夏服の女』について

その女について、じっくりと考えてみた。想像は膨らんだ。が、その結果はあまり芳しくない。空想を伸ばせば伸ばすほど、他愛のない小説になりそうだ。それは困る。せっかくこの場所でなにかを残そうと思っているのに、他愛のないものでは『鯛の砂糖菓子』のように、甘さだけを余韻としてしまう。それは困るのである。かくも『夏服の女』という登場人物は魅力的であるが、どうもぼくは最後の一文まで彼女を愛せそうにはない。可愛いひとには、よい思い出がないのだ。【バルボラ】ならまだしも【逆バルボラ】だけは勘弁願いたいのだ。であるからして、「私的逆説の理」をもとに主人公『夏服の女』を取り下げることにする。けれど、ひとりの登場人物としては書くことにする。書く理由もまた「私的逆説の理」とする。


◆テーマについて

そこでテーマはまた振り出しに戻る。プロットづくりにいくまでが長い。テーマとはかくも重要なのだ。将棋の谷川浩司が21歳で史上最年少名人になったように「テーブルのうえの林檎をサッと取り去る」(芹沢博文九段:談)わけにはいかないのである。それは天才の仕業なのだ。つづきはまた、べつのお話。
| よみもの | 00:54 | comments(1) | trackbacks(2) |
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「〜かくも魅力的な」と書いてしまっているが、なにが「かくも」なのか、あとで考えると説明がない。ぼくのなかで無勝手にも『夏服の女』のイメージを確定しているのだ。またいとまがあれば書いてみたい。
| 近藤和見 | 2006/03/10 9:29 PM |









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