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小説筆記-1-まだ種がない段階
●まず冒頭の言葉として 

◇試みに小説を書いてみようかと思い立つ。理由は「春が近いから」としておく。漫然と書くのもつまらない。だからその創作段階も書いてみようと思う。ぼくは舞台の脚本を書くのだが、思い返すと書き出すまでの思考展開は自分のなかでも曖昧なもので、なぜそう思いついたのかは不明な点がある。いつも、なんだかんだと考えて書くのだが、どちらかといえばぼくは待つTypeだと思う。だいたい、待つその間は、書きたいThemeに則った情報や知識を蓄えていく。

◇思考が手順に残るのは面白いのかもしれない。しかし思考を公表する行為はきっと気恥ずかしい。持ち前の鈍さで「大丈夫だ」と自分に云い聞かせる。うまくいけば戯れと真情の両極に揺れるぼくを、記録することができよう。


●Themeを考える

◇いい小説にはいいThemeがある。Storyに対してでも、書き手のStyleでもよいと思う。いづれにしても「ぼくはなにを書きたいか」が肝要である。それがなければ「書きたい」というぼくの思い入れがひとり歩きして、同情にも似た「書きたいのだね」という印象を読者に残す。それは避けたい。理由は「ダサいから」としておく。

◇ぼくが最近、興味を持ったことを考える。最近、特別な興味を持った覚えはない。かといって無味乾燥な情緒ではない。いろいろ考えているのは感じている。「考えているけど、感じてる」というのは自己対話が欠けている場合の印象である。自己対話なくして具体的な作品は創れない。これは経験則である。それは「ぼくは〜と思った」のつぎに「なぜ?」を附することによってLimitのない自己対話が始まるのだ。ぼくはこのIdeaのおかげで、自己対話をする必要に出会えた、ということだ。・・・ああ、おかげさまで。

◇「ああ、おかげさまで」と書いてみた。思いつきであるが、仮に自己対話のK氏とU氏の両名を想定することとする。

◇もうひとつ補足であるが、いまカタカナ文字を英単語にしているのは、ぼくの薄れゆく記憶への不安感の象徴である。つまり、英単語の勉強である。「寝ながらにしてみるみる英単語が覚えられる枕」をImageしている。「文章を書きながらにしてじゃんじゃん英単語が覚えられる文体」である。・・・ああ、なるほど。

◇「ああ、なるほど」と書いてみて思うところがある。ちなみにこれはU氏(仮)の合いの手だが、とても鬱陶しく感じた。ここまでの文章のなかで、非常に無駄を感じる部分である。ぼくは「うすのろ」とつぶやいてみた。Cutしたいほどだ。と、このようであるから、U氏(仮)の再登場はないだろう。ぼくをここまで怒らせるとは、U氏(仮)も人物である。他人の感情を揺さぶるのは意外に難しいことなのだ。

◇ふと、この調子で書いていていつGoalに辿り着くのか、と不安になる。と同時に、MarathonでもGoalというしFootballもまたGoalということに思い至る。その違いを考える。MarathonでGoalするのは選手である。FootballでGoalするのはBallである。そこが違う。主体の問題でいうと、やはり、といおうか、Footballは選手を追いかけて観るものではなく、Ballを追いかけてみるのが正当な観方なのだ。論理的発見である。不思議なもので途端に【German World Cup】が待ち遠しくなる。ぼくを侮ってはいけない。ちょっとした違いの解る男なのである。しかも疑り深いのである。そして騙され易いのである・・・。

◇と前段を書いて思ったことがある。カタカナ文字を英単語にするだけで、なんという変テコな様子になるのだろうか。『U氏(仮)問題』の意趣返しというわけではないが、この変テコ加減は面白いように思った。今後も続けたい。また、この変テコさから連想するSituationもある。たとえば「英語は話せるけど外国人とは緊張して話せない」という理由だけで何十万円も支払い、英会話学校に通う人々の、取っ掛かりのない崖を無理やりSportyに登っていくような、そんな滑稽さ。その人々はおもに「外国人馴れ」を目的としている。そして外国人と話す場所は英会話学校以外になかったりする。そういう構図が善かったりする。わざわざ「よかったりする」を「善かったりする」にしたのは、その善良さが解るようにしたかったからである。

◇まったくThemeが決まらぬまま【小説筆記-1-まだ種がない段階】を終える。Rock Climbingである。『急がば回れ』である。
| よみもの | 09:53 | comments(3) | trackbacks(0) |
Comments
"書きたいThemeにそった情報や知識を蓄えていく"事が楽しくて
最近は中央図書館に通い詰めです。嗚呼至福。
おかげで今現在
やたらと世界の終わりについての知識が豊富です。
調べものがある時はよろしかったら御togetherしましょう。
| ナカノマイコ | 2006/03/01 8:02 PM |
久しぶりに閲覧できて、まだこのページだけだけど、
このページ大好きです。
ほんとに素敵。
| vu | 2006/03/02 12:17 AM |
ナカノマイコさんへ

「世界の終わり」に興味を持ったのかい。
ちょっと考えるだけでも多面的な意味だね。
また今度、話、聞かせてくださいな。


vuさんへ

お久しぶりです。そういっていただいて嬉しいです。
| 近藤和見 | 2006/03/02 7:35 PM |









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