2011.07.29 Friday
続あとさき日記-02-名曲【秋冬】01
◆生活が苦しい。「酒は楽し、将棋は苦し、人生は哀し」、嗚呼!まず舞台のことばかりしているとこうなる、の例だ。この構造を恨むよりなんとか自分で改革するべき、と己が青白き尻を鞭打たねばならぬ。とはいえ、徹夜で考えた作品を稽古する日々が嫌なことあろうはずなく、充実した気持ちと暗鬱な現実感のつばぜり合いがこのちっぽけな心の内にある。…「ビジネス」とつぶやいてみる。
◆書いたり考えたりしながら、ぎざぎざした夜の隙間をほっとYouTubeで埋めているのだが、もはや36歳というミドルに差し掛かった『哀しき我が心』が、文字通り失った何かを、埋めよう、埋めようと急くのか。
◆強要するわけではないのだが今回、是非、紹介したい曲がある。それは高田みづえさんの【秋冬】である。「シュウトウ」と読む。名曲、と題しているが、わたくし近藤の主観である。議論の余地は、お聴きになった上でのあなたの脳細胞と精神にある。悪しからずや。
◆紹介するからには「わいは昔からみづえファンでっせ!」と言いたいところだが、じつはこの方の記憶はほとんどない。しっかり存在を覚えているのに、あまり彼女の振る舞いや様子が浮かばない。何故あろうか。おそらく高田みづえさんの美しさであるとか、歌の素晴らしさが少年の近藤和見にはピンとこなかったのだろう。率直に言って地味な佇まいである。しかし『哀しき我が心』目線といおうか、現在の感覚で見ると高田みづえさんはとても可憐である。儚げである。
◆私は最近、ふと気付けばこの曲を無意識にくちずさんでいる。お風呂でもトイレでも駅のホームでも、おそらく思い詰めた顔をしてくちずさんでいる。不思議である。運悪く目撃した人も不思議な気持ちになっているだろう。ピンとこなかったわりにしっかり記憶に定着していたこの曲(だからこそ名曲と解する)、その記憶に対してバッドミドルの『哀しき我が心』は共感を求め、邂逅したのではありますまいか。「♪季節の変わり目をあなたの心で知るなんて」云々、あたかもこの歌詞が「♪世代の変わり目をみづえの美声で知るなんて」と私に切なく教えるようだ。
◆イベントも近い今日この頃。以下、詳細です。出来たてホヤホヤのフライヤーも配ります。素晴らしい表紙絵をご存知、足田メロウさんが描いてくださいました。知らない?あんた、もぐりだな。そしてチケットが早く欲しい!という奇特なお方。我がことながら、自信を持ってお勧めします。そうじゃなきゃやってる意味がないのであります。是非、一切合財、お越しあれ。
◆書いたり考えたりしながら、ぎざぎざした夜の隙間をほっとYouTubeで埋めているのだが、もはや36歳というミドルに差し掛かった『哀しき我が心』が、文字通り失った何かを、埋めよう、埋めようと急くのか。
◆強要するわけではないのだが今回、是非、紹介したい曲がある。それは高田みづえさんの【秋冬】である。「シュウトウ」と読む。名曲、と題しているが、わたくし近藤の主観である。議論の余地は、お聴きになった上でのあなたの脳細胞と精神にある。悪しからずや。
◆紹介するからには「わいは昔からみづえファンでっせ!」と言いたいところだが、じつはこの方の記憶はほとんどない。しっかり存在を覚えているのに、あまり彼女の振る舞いや様子が浮かばない。何故あろうか。おそらく高田みづえさんの美しさであるとか、歌の素晴らしさが少年の近藤和見にはピンとこなかったのだろう。率直に言って地味な佇まいである。しかし『哀しき我が心』目線といおうか、現在の感覚で見ると高田みづえさんはとても可憐である。儚げである。
◆私は最近、ふと気付けばこの曲を無意識にくちずさんでいる。お風呂でもトイレでも駅のホームでも、おそらく思い詰めた顔をしてくちずさんでいる。不思議である。運悪く目撃した人も不思議な気持ちになっているだろう。ピンとこなかったわりにしっかり記憶に定着していたこの曲(だからこそ名曲と解する)、その記憶に対してバッドミドルの『哀しき我が心』は共感を求め、邂逅したのではありますまいか。「♪季節の変わり目をあなたの心で知るなんて」云々、あたかもこの歌詞が「♪世代の変わり目をみづえの美声で知るなんて」と私に切なく教えるようだ。
◆イベントも近い今日この頃。以下、詳細です。出来たてホヤホヤのフライヤーも配ります。素晴らしい表紙絵をご存知、足田メロウさんが描いてくださいました。知らない?あんた、もぐりだな。そしてチケットが早く欲しい!という奇特なお方。我がことながら、自信を持ってお勧めします。そうじゃなきゃやってる意味がないのであります。是非、一切合財、お越しあれ。
★8月6日、顔合わせイベントの情報
↓
VOGA15周年記念公演プレイベントVol.1
【顔寄せ大公開!】
2011.8.6 (sat)
OPEN 18:30 / START 19:00
前売・当日共 : 1000円(+1drink.500円)
会場 : UrBANGUILD(アバンギルド)
京都市中京区木屋町三条下がるニュー京都ビル3F
アクセス : 京阪三条から西へ進み木屋町通りを南に約150M
TEL/FAX 075-212-1125
★そしてなにより、15周年記念作品【Ato-Saki】。いいものにしますので是非。
↓
Performing Arts Company VOGA
結成15周年記念作品
【Ato-Saki】
作・演出・音楽:近藤和見
◇出演者
草壁 カゲロヲ
ハ・スジョン
ふくだ まさと
昭和 今日子
(※以上、ヴォガ)
足立 昌弥
新井 達也(CrossRopeLife)
岡田 将司
田中・G・ツヨシ
堀井 和也
松嵜 佑一(A級MissingLink)
ゆかわ たかし(昭和芸能舎)
横山 直樹
谷 弘恵
船戸 香里
ののあざみ
高橋 理紗(空の驛舎)
滝沢 侑子
◇大阪公演
☆日時:2011年10月22日〜30日
☆大阪公演会場:大阪芸術創造館 大練習室
◇東京公演
☆日時:2012年1月6日〜9日
☆東京公演会場:シアターグリーン BASE THEATER
◎チケット料金
前売:3,000円・当日3,500円・学生2,000円
先行予約:2,500円(大阪8月28日まで・東京11月6日まで)