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銀30日記-11-嬉しいねえ。
◆1/20の日、おおまかに脚本があがった。顔合わせの日、当日であった。その日はおよそ公演のひと月前。新記録。ヴォガのOB・OGが聞いたら飛び上がって腰を抜かして、発作の態だろう。ひと月前時点で、ざっくりといえど脚本の仕上がったことはこの13年間、いち度もなかった。前日にラストシーン完成、夜中まで稽古、「ひと晩もあってできねえのか」。無茶な!もう遅筆も遅筆、とにかくスタッフ・役者に迷惑をかけっぱなし。ぬ、傲慢。情けなし。…ぼくはヒロイックにも、じん、と込み上げた。無論、自慢ではないのだ。わかっています。「いまさら早くなってもしょうがないですよ、覆水ボンになんとやら。もう辞めたあと。祭りのあと。できたなら、あの頃なんとかして欲しかった」と天の声。ああ、ぼくは不尽であった。トウヘンボクであった。トマトの煮っ転がしであった。ごめんよOB・OGたち、ぼくの文章力では反省を伝えられない。

◆去年のいま頃、ぼくはミュージカルの企画会社の仕事で舞台美術をさせていただいた。プロの方々の忠実なスケジュール管理におおいに感動した。ある意味、技術などはプロもアマもひとによりけりで、プロを越えるアマなどゴロゴロいる(プロ定義は難しいが、ここで指すプロは常収入をその職業においていること、としよう)。むしろ、そういった進行力や経済観念の部分がなによりの矜持。プロとアマの境目なのだと思った。そうだ。取締役のNさん、ありがとう。今回、わかりました。勉強になったようです。しかしNさん、ばたばたで新年の挨拶もできておらず、不義理申し訳ない。なにとぞ今年もよろしくお願いします。観に来てくださいね。いいものになりそうです。

◆私信を書いてしまった。舞い上がっているのかもしれない。

◆ぼくの場合、脚本ができたといえど、そのテキストをオペラのような音楽脚本に書き換える作業と、音楽の作曲作業がある。基本的に音楽を作っているときがいちばん楽しい。本懐といったところか。

◆ところがどっこい、音楽ソフトにトラブル発生。がつん、と鈍器で打たれたようなショックを受ける。見えぬ殺意すら感じる被害妄想34歳の晩冬。「さてこのリスク、どうヘッジするか」と思案。我、案外、余裕の心持ち。それもそのはず、かたわらにはあら、脚本が上がっているではありますまいかっ!…あまりクドイと『九里四里甘い、十三里おとこ』と揶揄されそうなのでこのあたりで軽口の腰をおろす。それほど嬉しい気持ち。

◆慶事。上に書いたことは事実であるのだが、比喩、といっても差し支えない。出鱈目よさらば。あな珍しや芸術の肥やしよ。ぼくにはいま、驚喜がある。ふと、嬉しいねえ、と独り告ち。
| 銀30日記 | 05:36 | comments(2) | trackbacks(0) |
Comments
いいねぇ、嬉々として。最近のブログ。すてきヨ。コッソリ応援するね。がんばれー。
| あこ | 2010/01/27 6:20 PM |
>あこさま

ありがとう。
是非見に来てくださいね。
もしかしたらいままでで一番面白いかもしれません。
| 近藤和見 | 2010/02/03 2:51 AM |









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