銀30日記-16-感想をみつけた。
◆今回もやはりというか、ずっと夢のなかでエンドレスのダメだし・美術作業を続けている。つらい。終演より6日、とっても緻密な舞台になっている、夢のなかでは。ひー。

◆友人のねこぶえさんがブログに感想を書いてくだすった。アフタートークでお話していただいた広瀬さんも書いてくだすった。ヴォガは基本的に専門家に黙殺されている集団なのでしっかり観ていただけて少し驚きは否めない。Webなので公開原理のもと、特に許可もとらずリンク。怒られるのかしら?まさか!うちの舞台が思惟の対象として価値があるならば、作・演出の立場として感慨がありまする。役者にも伝えていない構造がちゃんと伝わっていることに元気がでる。ちなみに役者に伝えないのは直接的にその転結に向かって欲しくないから。ああ、巨大なカゲロヲが襲ってくるー、ひー。

ねこぶえのうろうろ↓
http://plaza.rakuten.co.jp/nekobue/diary/201002280000/

習慣HIROSE↓
http://blog.goo.ne.jp/ponyasu007/e/a1bcd7c7ec7329f00ec05f6f2cb8ada7
| 銀30日記 | 07:15 | comments(2) | trackbacks(0) |
銀30日記-15-復活したのか。
◆まずはじめに『SILVER30』にお越しいただいた方々、ありがとうございました。

◆あまりに毎日がハードでブログの更新もできなかった。無事に千秋楽を迎え、きょう、撤収も完了。おおむね好評のようで責任としてはほっと胸をなでおろす次第。

◆役者がよかった。ふくだくんは23歳とは思えない落ち着きある演技。岩橋くんは良い声を聴かせ、ゆかわくんはケレンミあるやわらかな表現をみせた。横山くんは場のテンポをつくり、松嵜くんは全体に対して役柄を飛躍させてくれた。赤井さんは丁寧な役作りで観客を信用させてくれた。足立くんは現実と虚構を往復して適度に舞台の熱をコントロールしてくれた。袋坂さんはユダになりきるため徹底的に研究を重ね、ひとことも発せずに沈黙する理性になりきってくれた。そしてぼくには、副代表になったスジョンくんの成長が嬉しい。われらが代表、座長のカゲロヲさんは懸命にやっていた。それがなにより大切なことなのである。

◆カゲロヲは、ヴォガは、復活したのだろうか?毀誉褒貶の判断は自分に行うものではなく、いっそ他者にゆだねるしかない。しかしいま、ぼくの内心にゆらぐ気持ち、とはまた別の話である。
| 銀30日記 | 22:05 | comments(5) | trackbacks(0) |
銀30日記-14-現場入り
◆前日は通し稽古をした。ある部分を除いては現場で修正したりアイデアを足したりで面白くできそうだ。すこし寒さが和らいだように思う今日。役者への演出としてはある種の伝統的な演出の部分と、現代的な見せ方のシンクロがテーマだ。

◆明日から現場入り。ひとつ、節目といえる日。居住まいを現場モードにただし、つぎの節目、初日までしっかり仕上げていきたい。是非ご来場くださいませ。

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ロヲ=タァル=ヴォガ 新作公演 【SILVER 30】

Creative Center Osaka
Theater Complex 00-Masterpiece舞台芸術祭-参加作品

◎公演日時《全6回公演》
2月25日(木)19時00分
2月26日(金)19時00分
2月27日(土)15時00分/19時00分
2月28日(日)13時00分/17時00分
※開場は開演の30分前からとなります。

◎キャスト
草壁 カゲロヲ/ハ・スジョン/赤井 正宏(project ENJIN)/
足立 昌弥(黒テント)/ゆかわ たかし(昭和芸能舎)/岩橋 功(ギリゴジ)/松嵜 佑一/横山 直樹/ふくだ まさと/袋坂 ヤスオ
        
◎スタッフ
演奏・音楽:波多野 敦子(triola)
脚本補:天野 嬰
振付:日置 あつし(SUGAR&salts)
美術プラン:水波 流(ART COMPLEX)
舞台監督・美術プラン:蘇立 盛
舞台監督補:平井 陽
照明:高円 敦美
照明操作:真田 貴吉
音響:粕谷 茂一(Slim Chance Audio)
音響補:末松 めぐみ
映像:吉光 清隆
音効製作:椎名 晃嗣(劇団飛び道具)
レコーディングエンジニア:甲田 徹
衣裳:石野 良子
衣裳補:樹下 由紀
メイク:福田 桃子
記録映像:柴田 友美・五十嵐涼介
記録映像監督・編集:松浦莞二
記録写真:中村 文博
宣伝美術:荒木 康代
美術スタッフ:池田 精堂・金川 英里香・古賀 睦・西山 寛
制作スタッフ:井田 将史・イル・江草 祥子・奥村 麻希子・カオリモコン・菊池 有里子・猿丸 ヨウコ
中野 麻衣子・平本 知枝美・山口 禮子
映像出演協力:苧環凉
協力:井須 圭太郎・伊藤 豊・江草 祥子・大久保 朝憲・木村 真束・齋藤 知・サカイ ヒロト
鮫島 サトシ・高橋 理紗・多門 伸・寺本 秀成(ptsu)・土居 弘輝・トメ子さん・中川 絵美・中村 美晴・橋本 一弘・真島 淳太・やまおきあや・山中 淳子
サイケデリックバーganja・SNACK喫茶 猫
協賛:セイコーエプソン株式会社
制作チーフ:星川 ユリコ
著作・制作:Lowo=Tar=Voga

◎チケット料金 
前売り:3,000円 / 当日:3,200円 / 学生:2,000円(要学生証)
※全席自由・日時指定です。但し前売予約の方よりご入場となります。

◎チケット予約(現在発売中!)
<クリエイティブセンター大阪>
・Web予約フォーム http://www.namura.cc/tc

◎問い合せ先
OFFICE VOGA(ヴォガ制作部)
e-mail:info@lowotarvoga.net

◎ところ
クリエイティブセンター大阪 http://www.namura.cc/
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55
06-4702-7085
        
◎web
劇団公式web http://www.lowotarvoga.net/
草壁カゲロヲblog http://note.lowotarvoga.net/
| 銀30日記 | 17:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
銀30日記-13-追い込み
◆今日から公演10日前か、とすこし動揺。稽古は役者の集中力も高くシーンがかたまりつつあり、音楽作業は例によって遅れつつも実際範囲の遅れであり、まず順調といえる。ドンと胸を叩いて気合を入れ、追い込みをかける。

◆興味深くご覧いただける作品になりそうです。是非、是非、ご来場くださいませ。
| 銀30日記 | 16:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
銀30日記-12-睡眠とは憧憬である
◆せっかく脚本が上がったのに、音楽が進まない。ずっとループしている感じで進まない。細かく修正したり戻したり、で、いちから作ったりして、進まない。そうこうしながら全然眠れない。これは悪循環だね。自覚。

◆稽古が始まっている。といっても基本的にカゲロヲ氏とのマンツーマンに近い自主稽古。役作りなど今回難しいようだ。彼の懊悩が感じられる。ぼくはあれこれ小うるさくいったりもするが、氏の頑張りを期待する。作り手のぼくにできることは限定的で、実際、舞台に立つ氏をはじめとする役者たちの存在にはかなわない。脚本や音楽をこしらえたりすることは役者に対する修飾でしかない。いっしょに悩んで楽しんで作っていけたらと思う。

◆よい作品になるように手を抜かず、できることは全部やり遂げたい。それでも結果が失敗ということもある。理解している。少しずつでも進歩していきたい。

◆『憧れ』という気持ちの種類があって、そういうものが強いひとのことを考えたり、自分の手をみたりして、自問している。今回の作品に登場するイスカリオテのユダはそういう『憧れ』の精神がある個性だったんじゃないかと思った。『憧れ』の裏側。『愛情』の裏側。古今東西、ひとはそういうことで苦しんだり喜んだりしてきたのだ。そういうことに好奇を向けるぼくの内面は古典的なのかもしれない。現代性の課題って都市人のことばかりに思える。ぼくは田舎育ちなのでひがんでいるのかとさえ考えたほどだ。ぼくの場合、日常が過剰なので、この仄暗き思想に反目しているような気もする。

◆馴染のお好み焼き屋のおばさんと盛り上がるカゲロヲ氏や、「Twitterにメッセージを送ってみたよ」と伝えても絶対読んでくれないスジョンさん、そして時代というプリウスに乗り遅れたぼく。ハカラズも古典的現代人が寄り集まりロヲ=タァル=ヴォガ。さりとて自主表現活動している限りにおいて、なんの矛盾もない。「表現の多様性…」と独り告ち、今朝も睡眠への憧れを募らせる、嗚呼、外は風の音。
| 銀30日記 | 05:55 | comments(2) | trackbacks(0) |
銀30日記-11-嬉しいねえ。
◆1/20の日、おおまかに脚本があがった。顔合わせの日、当日であった。その日はおよそ公演のひと月前。新記録。ヴォガのOB・OGが聞いたら飛び上がって腰を抜かして、発作の態だろう。ひと月前時点で、ざっくりといえど脚本の仕上がったことはこの13年間、いち度もなかった。前日にラストシーン完成、夜中まで稽古、「ひと晩もあってできねえのか」。無茶な!もう遅筆も遅筆、とにかくスタッフ・役者に迷惑をかけっぱなし。ぬ、傲慢。情けなし。…ぼくはヒロイックにも、じん、と込み上げた。無論、自慢ではないのだ。わかっています。「いまさら早くなってもしょうがないですよ、覆水ボンになんとやら。もう辞めたあと。祭りのあと。できたなら、あの頃なんとかして欲しかった」と天の声。ああ、ぼくは不尽であった。トウヘンボクであった。トマトの煮っ転がしであった。ごめんよOB・OGたち、ぼくの文章力では反省を伝えられない。

◆去年のいま頃、ぼくはミュージカルの企画会社の仕事で舞台美術をさせていただいた。プロの方々の忠実なスケジュール管理におおいに感動した。ある意味、技術などはプロもアマもひとによりけりで、プロを越えるアマなどゴロゴロいる(プロ定義は難しいが、ここで指すプロは常収入をその職業においていること、としよう)。むしろ、そういった進行力や経済観念の部分がなによりの矜持。プロとアマの境目なのだと思った。そうだ。取締役のNさん、ありがとう。今回、わかりました。勉強になったようです。しかしNさん、ばたばたで新年の挨拶もできておらず、不義理申し訳ない。なにとぞ今年もよろしくお願いします。観に来てくださいね。いいものになりそうです。

◆私信を書いてしまった。舞い上がっているのかもしれない。

◆ぼくの場合、脚本ができたといえど、そのテキストをオペラのような音楽脚本に書き換える作業と、音楽の作曲作業がある。基本的に音楽を作っているときがいちばん楽しい。本懐といったところか。

◆ところがどっこい、音楽ソフトにトラブル発生。がつん、と鈍器で打たれたようなショックを受ける。見えぬ殺意すら感じる被害妄想34歳の晩冬。「さてこのリスク、どうヘッジするか」と思案。我、案外、余裕の心持ち。それもそのはず、かたわらにはあら、脚本が上がっているではありますまいかっ!…あまりクドイと『九里四里甘い、十三里おとこ』と揶揄されそうなのでこのあたりで軽口の腰をおろす。それほど嬉しい気持ち。

◆慶事。上に書いたことは事実であるのだが、比喩、といっても差し支えない。出鱈目よさらば。あな珍しや芸術の肥やしよ。ぼくにはいま、驚喜がある。ふと、嬉しいねえ、と独り告ち。
| 銀30日記 | 05:36 | comments(2) | trackbacks(0) |
銀30日記-10-身動きとれぬ
◆脚本とにらめっこ。〆切との闘い。進んでいるような進まないような。牛歩。で、日記も書く元気なし。右腕の痺れ。宣伝もしたい。自主稽古が昨日から始まった。書き上げたら音楽と演出。うずうずしておる次第。
| 銀30日記 | 21:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
銀30日記-09-【SILVER 30】予告映像
WI'RE・サカイヒロト氏が作ってくれました。ありがとう。

| 銀30日記 | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
銀30日記-08-ビリビリリ。
◆窓がすごく揺れて音を立てる。鋭い眼をしたひとが壁をよじ登ってきて窓枠にしがみついて不躾に開けようとしているんじゃないかと怖くなる。ずっと部屋にいるとこういうことになっちまうのか。んなこたないか。とにかく喫茶店にでもいこうと外出した。家をでて振り仰ぎ、壁に誰もいないことを一応確認してしまうところに病原の深さを自覚。

◆先日、写真家であり【サロン・夕顔楼】のマスターでもある間宮くんがtwitterで宣伝してくれた。ありがとう、心の友よ。

◆寒さゆえか神経痛の症状である右腕の痺れが断続的にでる。そういえばデューク東郷もギランバレー症候群とかで右腕、痺れていたな。すこし彼にはシンパシー、きょうこの頃。

◆脚本、18日までに上げる。時間ヨ止マレ、キミハ美シイ!…けっ。とひがんでみたり。

◆是非、おこしくださいませ。
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| 銀30日記 | 00:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
銀30日記-07-底の底にあるもの
◆眼の下にすごいクマができた。黒ずみ、といってもよい。これはまあ、一過性のものであると思われ、他愛のない通り雨のようなものである。洗濯物の心配程度の。

◆今回はキャストが全員、男である。『駆込み訴え』という作品を舞台にあげようと企んで、やはりこれは男でやるべきだろうと考えた。

◆あらかじめ断っておきたい。原作モチーフ、というくらいで、かなりぼくの妄想やら空想によって物語を膨らませている。しかし、改悪、ということにならぬよう沈思している。たんに『駆込み訴え』を一人芝居でやるよりもさらにさらに面白く感慨深いものにしなければ立つ瀬がない。それはいわゆる大作家である太宰さんに対する礼儀ともいえる。

◆ぼくは自分の存在を悲観しているのであるが、自我の底にはいずりまわりつつ、一周まわって、という意味で楽観にも似た心境でもあり、なかなか他人からみれば様々な受け取り方をされて、まあ、お任せしている次第。自我の底の部分にあるものは小汚くみすぼらしい、妬みそねみ、後悔や失望、あるいは執着であったりするからして本当は、なるたけ見たくも考えたくもないのだが、そこは創作活動の負のエネルギーとして今回は活用している。クマもできるわけだ。復讐するは我にあり。

◆明るさで生活を営みながら暗い作品が表出される、という『中島みゆき方式』とも『北野武の振り子理論』とも呼ぶべきロヲ=タァル=ヴォガの創作である。しかし、基本は面白いことが大切だと思う。うまくいくときもあるしそうでないときもあるが、やっぱり、映像や美術の見せ方や音楽の広がり、役者の演技、いろいろと趣向を凝らし、楽しめる興味深い作品にしたいとぼくは思っている。それはきっと創作活動の正のエネルギーだ。

◆太宰さんの作品を映画化、舞台化するのにあたってぼくが留意していることは、彼の作品、あるいはひととなりに愛情をもって創作すること、である。悪し様に彼をザッピングして切り貼りすることはきっと簡単だ。しかしいま原作モチーフとして取り上げるに、ぼくなりの必然性がなければならない。いま見聞できる彼のことがらのその底の部分、さらにその底の点を発見しなければならない。なにを思ったのか、なにが彼にその物語を書かせたのか。彼がみたであろう夢を、つじつまのあった夢として、現実の舞台に乗せたい。愛情をもって創作すること、それは恐らく同時に憎しみをもつことでもある。その両面が、正と負の両面が、よい作品を作らせてくれる。そう思いながら、『SILVER 30』に向かっている。
| 銀30日記 | 03:03 | comments(0) | trackbacks(0) |

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